注意:アルエドです。



定期診察に来た年配の女性に顔色の悪さを心配されてしまって俺は苦笑した。
「お忙しいんでしょう?やっぱりお医者様っていうのは…」
俺は笑って手を振る。
「いや…ただの寝不足ですよ。忙しいってほどでもないんです。」
純粋に他人を思いやっている彼女の顔はあまり見ないようにした。

癌摘出の手術を無事終えて術後経過についての説明を患者家族にした後、一緒に手術をしていた看護師に、疲れているのでは、と聞かれたときは少し焦った。
「やっぱ…顔色悪いかな…?」
「というよりも、なんだか表情が暗いですよ?エルリック先生。」
あまり無理なさらないでくださいね、と付け足す彼女はしっかりしてると思う。
「ありがと……っと、」
俺は自分の右腕を見て、はっとした。
「どうかなさいました?」
「あ、いや、えっと…今何時かわかる?」
「六時半ですよ。」
「ありがとう。」
書き上げたカルテを彼女に渡して、俺は自室へ向かった。
次の手術までまだ時間がある。が、シャワーを浴びるほどの時間はなかったから、俺は寝ることにした。
食欲は今朝から全く無い。
自室に戻ると、俺は黒革の椅子に深く腰掛け上体を机にへばりつけた。
深いため息が長々とこぼれおちる。
「眠い…」
言いながら、白衣の内ポケットをまさぐる。
壊れた時計を掌に出して、右に左に持ち替えたりした。
その時誰かが部屋をノックしたので、俺はてっきりさっきの看護師がカルテについて何か聞きに来たのかと思い、軽く返事をした。
部屋に顔を覗かせたのは、しかし看護師ではなかった。
「あ、アルッ…」
「兄さん、ごめん、寝てた…?」
俺は起き上がると同時に握っていた時計を白衣のポケットに隠した。
「いや、寝てはないけど…寝ようとしてた。」
「ごめんね。ちょっと聞きたいことがあって…」
アルはそういうと、分厚い医学書を俺の前に提示した。
たくさんの付箋と、ラインのひかれた本。
「へぇ…お前もうここまで読んだのか?」
「うん。でもね、ここの部分がよくわからないんだ。」
海外で成功した高度な手術の記録例。記述はドイツ語だった。
「ああ、それはなー…」
俺が身を乗り出してその説明を始めた。
白紙の紙にいくつかの絵を描いていると、アルがふと気づいたようにつぶやいた。
「あれ……兄さん、今日時計してないんだね。」
「へ!?」
不必要なほどの大きな声を出してしまった俺は、立て続けに弁解を始めた。
「え、あのえっと……さ、さっきまで手術してたからさ…癌の…ほら前に言ってただろ?早期に見つかったあの…」
「あー…セカンドステージの患者さん?成功したんでしょ?」
さすが兄さんだね、とアルは笑った。
「あぁ……まぁ…。」
アルの笑顔が痛い。
「兄さん、あの時計ほんとにまだちゃんと動いてるの?」
「へ…?」
彼の言葉にまた一瞬固まる。
恐る恐る弟を見るが、彼はきょとんとしている。本当に何気ない言葉だったらしい。
「う、動いてるぞ…。」
「ほんとに?だって安物だったからさ、もうそろそろ壊れちゃうかもしれないよ?」
「あー……」
「壊れちゃったら言ってね。またボクが新しいの買ったげるから。」
にっこり笑うアルに、今さら壊れたともいえず、俺は曖昧な返答を返した。
「っていうかなんで兄貴である俺が弟のお前に時計買って貰うんだよ。」
「いいじゃない。今度はもっといいの買ったげるよ!それに兄さんったら趣味が悪いから自分で選んだらきっとヘンテコなの買っちゃうもん。ボク心配…」
「失礼だなお前…」
言って頭をこづくと、弟はへへへ、と笑った。
笑って、「兄さん大好き」とつぶやくから、俺はちょっとびっくりした。
「兄さんは?」
「え、俺?俺ももちろん大好きだぞ?」
そう言って笑ってやると、アルはとても嬉しそうに微笑んだ。
「ねぇ兄さん、今晩あいてる?」
またしばらく医学書の解説をしてやってから、アルが言った。
「え…夜か?夜はなー手術が…」
「そんな長い時間じゃなくて…一緒にカップラーメンでも食べない?ボクも今日は夜勤だから一日病院いなきゃいけないし。」
「なーる。じゃ手術終わったらラーメン食うか。」
俺は立ち上がった。部屋の時計は八時を少し回っている。
「うん、ごめんね、大事な睡眠時間だったのに…」
「いんや、かまわねぇよ。じゃ俺行くわ。」
また後でな、と手を振って俺は手術室に向かった。

予想外にこの手術が難航した。
手術が終わって時計を見るともう一時を回っている。
俺は手術着を脱いで消毒してから、白衣を羽織ってアルの待機室へ急いだ。
ノックをして、アルの部屋に顔を覗かせる。
「あ、兄さん。」
弟は本を読んでいた。
「おうアル……今日はまだ急患入ってねぇのか?」
「うん、平和だよ。それより兄さん、手術長びいたんだね。」
「ん…まぁ…」
応接用のソファに座って俺はあくびを噛み殺した。
アルがポットのお茶をいれて、俺の前に置いてくれた。
「はい、兄さん。」
「お、さんきゅーアル。」
その熱い緑茶を喉に流す。
弟は、俺の隣におなじように湯のみを持って座った。
「ねぇ兄さん?」
アルはとても優しい声をしていると思う。
俺は視線だけで彼に答えた。
「昨日マスタングさんとどこ行ってたの?」
「ッ……」
俺は口内にあった茶を飲み込んだ。
飲み込んでから、平然とした顔を作る。
けれど、時計のこともあってか俺は上手に笑えなかった。
「食事に誘われたんだよ…」
「ふぅーん……それでまた泊めてもらったの?」
「あ、あぁ……」
脈が速くなる。アルの視線を左半身に痛いほど感じる。
俺は、固まったように動けなくなった。
「成り行きでさ…」
そう言った声がかすれていた。俺は慌てて舌で唇を濡らし、唾液を飲み込んだ。
「兄さん……ボクに何か隠し事してるでしょ?」
「へ?いや別に何も……」
「成り行きでマスタングさんちに泊まったの?それだけ?」
アルが俺の顔を覗き込んだ。俺は茶を飲んでさりげなく視線を逸らす。
「それだけだぜ。他に何があるんだよ。」
俺の返答が不満だったらしいアルは、更に続ける。
「兄さん、マスタングさんに弱みでも握られてるの?」
「物騒なこと言うなーアルは。」
はは、と乾いた笑い声をたてる。
その時、アルの手が、そっと俺の髪に触れた。
垂らした前髪を持ち上げる。
「顔色悪いよ?」
「…大丈夫だから…」
その手を極力やんわり押し戻して、俺は言った。
「大丈夫…ほんとに…大丈夫だから。」
アルに視線を合わせて、微笑む。
弟は、少し悲しそうな顔をしたかと思うと、俺が何か言う前に俺の身体を抱きしめた。
「ア、アル…?」
「兄さんの嘘つき。」
アルの身体は俺よりも一回りほど大きかった。
「ど、どういう意味だよ…?」
「ボク見ちゃったんだ。兄さんが病院で……マスタングさんと…」
「ッ………ぁ…」
見られた。
いつだ。俺は焦って記憶を呼び起こす。
いつだ。いつ見られた?何を見られた?
ロイとの薄汚れた記憶ならはいて捨てるほどある。
どれだ。どれを見られた?どこまで見られた?
「ねぇ、兄さん。」
びくぅッ
アルの声に俺は震えた。
「マスタングさんちで、どんなことしてるの?」
アルの腕の中で唇を噛んだ。何を言えばいいのか。
もう、嘘すら言えない。
「ねぇ?どんなことしてるの?ボクに教えて?」
少し身体を離して、アルが俺の顔を見据えた。
俺はたまらなくなって顔を背けた。
しかし、その顎に、彼の手がかかる。
「っあ…」
「ちゃんとこっち見てよ」
その声が、今まできいたことも無いような、無機質なものだったから俺は驚いた。
そして同時に恐怖を覚えた。
「あ、アル…?」
「兄さん……可愛い…」
アルはそう呟いて、俺の唇にキスをした。
突然のことに俺は瞳を閉じることすら忘れていた。
アルはそのまま俺の唇を舌で舐める。
俺はぎゅっと唇を閉じていたのに、アルが無表情で俺の鼻をつまむものだから、苦しくなって喘いでしまった。
おもいきり酸素を取り込んだ次の瞬間にはもうアルの舌が俺の口内に侵入していた。
「んっ…むぐぅ…」
弟のディープキスはとても優しかった。
俺の髪を結うゴムをそっと解いて、金髪を頭から梳いた。
その手つきも、異様なほど優しい。
アルの舌が強く、弱く俺の舌に絡みついた。
長い長いキスのあと、アルがそっと唇をはなすと、白い糸が二人の間を繋いだ。
アルはそれを舌でなめとって、俺の首筋に顔を埋めた。熱い吐息が耳にこそばゆい。
「兄さん…………ボクのこと、好きって言ったよね?」
俺の頬を優しくなでる弟の指。
耳たぶに優しく噛み付く弟の歯。
俺は胸の奥が痛くなった。
どうしてこんなことになってしまったのだろう。
弟はどうしてこんなことをするのだろう。
多分、悪いのは全部俺だ。
「ねぇ?」
「ああ……好きだけど…こ、こんな…」
俺は理性で答えた。
「こんなこと……やめッ……あっ…」
アルの手が、俺のシャツのボタンを一つ一つ丁寧にはずして、指先で乳首を強くつまみあげた。
思わず漏れらした濡れた声に俺は頬が紅潮した。
弟相手になんて声を出すのだろう。幻滅。俺自身に激しく幻滅する。
そんな俺を、弟は穏やかな顔で見ていた。
その目はどこまでも真っ直ぐで、俺は恥ずかしくなった。
「ボクも大好きだよ?兄さんのこと、愛してる。」
弟の、どこか冷たく、どこか哀しい声。
彼は、そのまま俺のはだけた胸に舌を這わせた。
硬くした舌で胸の突起をこりこりもてあそばれて、俺は自分の唇を両手で必死に覆い隠した。
それでも指の間から漏れる、俺の汚れた声。
「むッ……んぐぅっ……」
「兄さん、声可愛い……もっと聞きたいな。」
言いながら、アルは俺の手を無理やり引き剥がそうとしたりはしなかった。
ただそう言って、俺のベルトをはずした。
ズボンをおろして、下着の上から俺の性器をゆるゆると刺激する。
俺は、さっきのアルとの長いキスで既に半勃ちしていたから、すぐに硬くなってしまった。
「可愛い兄さん……もうこんなになって………ボク相手に感じてくれてるの?」
嬉しい、と言って、弟は下着の上から俺の性器に口付けた。
布一枚越しに感じる、弟の体温。俺の血液はどくどくと音をたてて、そこへ集中する。
アルは俺のズボンを脱がし、下着を足にひっかけて、俺のをぱくりと口に含んだ。
初めて体験する義弟のフェラチオは、優しくて卑猥で、俺は背徳感と羞恥心で激しく勃起した。
「兄さんの、すごく可愛い…いい匂いがする…」
先走りでぬるぬるの汚い性器を、アイスキャンディーのように舐めるアルの姿に、俺は眩暈すら覚えた。
どうしてこんなことになってしまったのだろう。
「あっ……あぁんッ……」
口を覆う両手が緩む。声が、止まらなかった。
アルが、俺の性器に音をたてながら吸い付き、睾丸を指の腹でやさしく揉みあげる。
俺はアルの暖かい口内で、我慢できずに射精した。
射精後の疲労感を感じながら、俺はうっすらと目をあけてアルを見た。
俺の精液をすべて飲み干したらしいアルは唇を白くぬめらせて、それを手の甲でぬぐっていた。
満足そうな笑みとともに。
「兄さんの、すごくおいしいんだね。」
「ッ…!!」
その、弟の、どこか摩れたような、俺の知らない内に大人になったような顔を見て、俺は言葉を失った。
「兄さん…」
アルが、その俺の知らない笑みを浮かべて俺をソファに押し付ける。
ロイの狂気の目。似ても似つかない弟のまっすぐな瞳が、そこへどんどん近付いていくような気がした。
実際、今目の前にいるアルの瞳には、黒くくすぶった焔が宿っている。
「っや、だ、だめだッアル……お前はこんなことしちゃダメだっ…」
あんな男みたいになっちゃやだ。嫌だ。俺は口走った。
アルが、不快そうに眉をひそめる。
「あんな男って、マスタングさんのこと?」
「っ…いやあの…」
俺が答えを言えないでいると、彼はますます不愉快そうに目を細めた。
「やっぱり兄さん、マスタングさんとこんなことしてたんだね。」
「………ごめん…」
俺はうつむいた。
アルは俺の髪を撫でた。
「いいよ、兄さんはきっと悪くないよ。そうでしょ?」
アルは言って、俺の額に唇をのせた。
「可哀想な兄さん、あんな男に犯されて。」
「アル……?」
弟は呟きながら、俺の頬を舐めた。そしてまた唇を重ねる。
「んッ…ぁ、アル…?アルフォンス…?」
アルの手が俺の腰を撫でた。
「ひくぅっ…」
「ねぇ、兄さん?」
アルが、下腹部に手を伸ばしながら言う。
俺に返事をする余裕はない。
「や、やめッ……あ、アルっ…」
「兄さん、あの男にフェラされた?」
「ッ…」
アルは俺の性器を手でマッサージしはじめた。
「じゃあ、あの男のをフェラしたことは?ある?」
耳元で囁かれる言葉に、俺は息が詰まった。
汗がじわりと流れる。
「ひっ…ひぃんッ…」
「兄さん、じゃああの男にここを……舐められたことは?」
アルはそう言って、自分の唾液で濡らした指で俺の肛門のそばを撫でた。
「あぁっ…!き、聞くなっ…聞かないで……」
「舐められたことあるんだね?じゃあ、指を、挿れられたことは?」
「ひぅッ!」
アルの指が挿入されて、俺は腰を浮かせてしまった。
「可哀想……兄さんの綺麗な身体なのに……」
指を引き抜き、アルは再び俺の股間に顔を埋めた。
軽く、俺の腰を浮かせ、露になった後ろの穴に舌を挿入する。
「ぁあんっ…!」
「可愛い…ひくひくってしてるよ?」
指摘されて、俺は身体が熱くなった。
羞恥心の中で弟を瞳で捉える。彼は、優しそうに笑っていた。
その両の目だけを除いて。
アルは手で俺の性器から流れる先走りの液をぬぐって、それをそっと後ろに塗りこんだ。
突っ込む指の数が一本から徐々に増やされていく。
その一つの指先がくいくいと俺の前立腺を刺激した。
「あひぃッ……あっ…ん…」
身体が熱をもちだす。
アルは俺の声音の変化に気づいたらしい。
執拗に、ソコばかりを突いてくる。
俺は必死になって口元を押さえ、声を殺そうとした。
腰に力をいれたがそれは逆効果で、身体はがたがたと震えた。
「ふぐぅっ…むっ…んんッ…!」
「気持ちいいんだね、兄さん。ココがいいんでしょ?」
視界が一瞬潤んだ。瞬きをしていらない水分を拭った俺は、再び笑顔のアルを見た。
アルは指を出し入れしながら、俺にむかってにっこり微笑む。
「可愛いよ兄さん。愛してる。」
そう言って、身体をかがめて唇を重ねた。
舌で俺の歯列をなぞり、俺の舌に刺激を与える。
アルの唾液は、甘かった。
「っん…んぐ…」
キスの間も、その後も愛撫は止むことが無かった。
俺の頬を伝う涙を舐め取り、そのまま俺の耳元で、アルは囁いた。
「兄さん、あの男は兄さんの中に射精した?」
じわり、じわりと滲み出る水分が瞳を潤す。
「ッ……あ、アル…」
やめて、という言葉はかすれて音にすらならなかった。
アルは一旦、肛門から指を引き抜いた。
自分のベルトをはずし、下着を脱いで自身のものを取り出した。
俺は直視できずに顔を背ける。
「顔射は?兄さんの綺麗な顔にあの男はかけたの?」
アルは再び俺の上に覆いかぶさって、俺の頬を片手でそっと撫でた。
優しい手つきに、俺は身震いする。
「綺麗な肌、睫毛、唇、眉、髪………全部にかけられたの?」
身体の部位を言いながら、そこに優しく触れられるたびに、俺はそこが全て性感帯になったような錯覚をした。
最悪だ。俺は最低だと、あらんばかりの言葉で、俺は俺自身を罵り続けた。
アルが、哀しそうな、暗い影を帯びた目で俺を見ている。
「可哀想な兄さん、可哀想な兄さん。ボクが兄さんのこと綺麗にしてあげるからね。」
身体を折り曲げ、両足を広げて露になった俺の肛門に、弟の硬いものがあてがわれた。
俺は身体を硬くする。それに気づいたアルが、俺の首筋を吸い上げた。
「んあッ…」
「兄さん、だめだよ?力抜いて…」
言いながら、アルが勃起した性器を挿入する。
指で慣らされていても、そこは元来そういう使い方をするところではないから俺は痛みに鳴いた。
「が…あッ……いぃっ……!」
「ああ、兄さんの中すごくあったかいよ。すごく狭いんだね……可愛い…」
いつもの弟の声なのに、その言葉は俺に恐怖心を与えた。
怖い。でも、身体は快楽に反応している。
生理現象だ生理現象だと言い聞かせる。けれどそれはどこか違う気がした。
俺は義弟に犯されいている。
男の、しかも血の繋がりは無いとはいえ親族とセックスをしている。
そういうシチュエーションに、俺は溺れているのかもしれない。
「あッ…あぁ…」
痛みも背徳心も羞恥心もすべて。どれも全てが俺に快楽を与えようとしているみたいだった。
人はこうも堕落できるのか。堕落した、低俗な行為が出来るのか。
俺はアルの身体の下で、泣きながら鳴いた。
「兄さん、動くよ?力抜いてね…」
アルが俺の身体を抱きしめながら、腰を打ち付けてきた。
アルの温かい体温がシャツ越しに伝わってくる。見ると、アルは少し頬を紅潮させていた。
「あ、アル……あぁんっ…ひぅ、ひぁッ……」
「兄さんっ…大好きだよ兄さん……すごいっ…き、気持ちいい……」
嘘じゃなかった。弟の言葉に嘘はなかった。
俺はその言葉にさらに興奮を覚える。
アルフォンスは、本当に気持ち良さそうに呻いている。
俺の中でどんどん大きくなる。
俺はアルを両手で抱き返した。
それは恋人に向ける愛情ではなかったけれど。
「…兄さん…い、イくっ…な、中に出しても…いい?」
俺は喘ぎながらこくこく頷いた。両腕に力を込めて、恐る恐る腰を振った。
アルもすぐそれに気づいた。
「に、兄さん……ッ」
驚いたような、嬉しそうな声。
「アル……出せよ。お、俺のッ…中に……ッ」
「に、兄さん……い、いいの?」
「ああ……かまわねぇよ…っん……んぁッ……お、俺も…イくっ…」

アルに突かれて、俺は自分の腹を自分の精液で汚した。
密着していたアルにも多少ついてしまったかもしれない。
「あッ…くぅ……!」
そのすぐ後に、弟は俺の中で達した。

next

のあ子:……くっそ長い濡れ場でしたネ…(撃沈)
病院関係者さまにご縁のないのあ子捏造夢いっぱいシーンなので、ほんとわけわかんないとこいっぱいです。土下座。