Act2☆科学捜査班エドはとある某大手宗教倉庫の押収品からアルが無数に出てきたのに思わず絶叫してしまった。
エドの叫び声に駆けつけたマスタング!!
なんと恐ろしい事にマスタングは無数のアルに体中びっしりとへばりつかれてしまった!!
アルを何とかしなければ!!マスタングの操が危うい!!
「マスタング大佐!!」
金髪の少年エドが、白衣を翻してマスタングに駆け寄った。マスタングは無数のアルに体中張り付かれ、彼である部分は全くと言っていいほど見えない。
「大佐!」
マスタングを助けようと、アルを引き剥がそうと試みる。
が、しかし、それは甘かった。
「兄さん!」
「うわぁっ!?」
そう、無数のアルは、なんとエドの弟のダミーだったのだ!
その小さなダミーたちがいっせいに目を見開き、エドを呼んだ。
「兄さん!兄さん!」
「うわぁぁぁ!!ア、アル……アルならちゃんとさっきトイレですれ違ったのになんでこんなにダミーが!!」
戸惑うエド。しかし大きさは違えど、声も姿も愛する弟と全く同じ。
そんなアルに乱暴は出来ない。
「ふふふ、兄さんこれは僕の仕業さ。」
その声は後ろからした。
振り返るとそこには、エドと同じ金髪・白衣姿の少年が立っていた!
それも、不敵な微笑を浮かべて。
「アル!便秘は解消されたのか!?」
「ばっちりだよ、兄さん!そしてその排泄物のごとく、今目の前にいるそいつもじゃばっと流してやるんだ!」
「アル!?こんなでかいのぼっとん便所くらいしか入んねぇぞ!!つかとにかくこれをなんとかしてくれ!!大佐が逝ってしまう!!」
マスタング大佐に目を向けるエド。それを不快だといわんばかりに、アルがけっとつばを吐いた。
「アル…?」
「兄さんは何かあったらすぐマスタング大佐マスタング大佐って……そんなの気に食わないんだよ!兄さんは僕のものだ!だから大佐にはここで消えてもらう!」
「なにぃー!?」
叫ぶエド。
「アル…お前…」
………続かなかった…。