突然ですが、家にある辞書なんかで、こんな言葉引いて見てください。













++マロン++













え、なんでいきなり調べものなんだって?
・・・まぁそれはおいおい。

で、ひとまず手元にある辞書で調べた結果はこんな感じになる。






・おとこ‐ごころ〔をとこ‐〕[男心・名詞]


1 男の気持ち。男に特有の心理。
2 女にひかれる男の気持ち。
3 男の好色な心。
5 男の変わりやすい心。


・おとこ- の - とまん 〔をとこ‐〕[男のロマン・造語]

1 男性独特の感情的、理想的に物事をとらえ、
 夢や冒険などへの強いあこがれをもつこと。







全てに共通するのは。
言葉そのまま。
<< 男の >>であるということ。
だから、男である自分にはわかるはずなんだ。
男心も、男のロマンも…。




 「やだ! 絶対い・や・だ!」



えっと、一体全体何が言いたいのかというと。


要求してくる理由に、ソレにあるらしいんだけど今こんな感じなんで。
困惑を表してみようかなぁー・・・ みたいな。



 「別にいいじゃないか! ちょっとつけるくらい!」




ん?じゃあ、なんでそこまでわかってて、
男のロマンをわかるであろう俺が男のロマンを拒否。


こんな嫌を連呼するようなことになってるのかって?


この場所で、この状況で、その年で、その性別で、
とにかく120%ありえないだろう"モノ"を俺に突き出し。
行く手を阻むは、えっとー…、変態のせい?


「やなもんは嫌。つーか、意味わかんねぇしー…。」


「男のロマンだ!」


「なんでカチューシャなんだ!!!」


激しく納得できない!
なんで、男のロマンがカチューシャなんだ!
しかもその… なんだ… カチューシャについてるふっさふさの黄色い… 三角のものは!



「ネコミミは男のロマンの代名詞だろうがぁ!」

「そんな男のロマンなど捨ててしまえぇぇええええ!!!!!!」



渾身の力でもっと、ド変態に右ストレートをぶちこむ。
ド変態は綺麗な弧を描いて地上に浮上のち落下。。。。




「…つーか、男の俺がこんなもんつけて嬉しいのか?」



普通女にすることじゃねぇのか?
それを俺にさせたいって… やっぱり女の方がいいんじゃ…
そう口にした瞬間に、そうだよな。
そりゃ女の方がいいよなぁ・・・ とどんどん自信が失われていく。


しかし、この男は右手で頬を抑えながらガバっと勢いよく立ち上がったと思ったら。



「心外な!」



とんでもないという風に声を張り上げる。





「君だから意味があるのさ!」





そのちょっとキツメ小生意気な美顔に
その小柄な肢体に
その輝く金髪に




" ネコミミ "



〜〜〜〜〜〜〜〜〜パーフェクト!!!





全身の血の気が引いていく。
相手のあまり愚かさに気が遠くなりそうだ…。
もしヤツに背景を描くのならば断崖絶壁に片足を乗せて、
ザッパーンなんて、タイミングよく波が白泡を打ち上げる。
それくらいの力の入れよう・・・。



アホだ! 間違いなくアホだ!



つーか、なんで俺こんな奴と付き合ってるんだろう…。
アルー… 兄はどこで道を間違えたんだろうなぁ、、、
もしかして、こいつについてきたこと自体が間違いなんじゃねぇのー… ハハハ


視界があやふやになって、愛しい弟の姿が目に浮かぶ。


「で、た!」


ともすれば、むこう側から帰ってきたらしい大佐は。
仕切りなおしだと声を張り上げて

「やれ」

大佐はかちゅうしゃを握り締めたまま------もうこれモザイク処理じゃないか?------真剣な顔で俺にその二文字をいう。。。

「え?」

意味がわからず。
そんでもって、その真剣な顔にちょっとたじろぎ気が緩んだ瞬間の隙をつかれて。

「わっ」

がっしりとした碧色を身にまとった手に拘束される。

「なっ!!!! 少尉!? 〜〜〜〜〜〜〜汚えぞ大佐ぁ!!」

後ろをむけばハボックが申し訳なさそーに笑って『わりぃ、ちょっと付き合ってやってくれよ』と呟いた…付き合えるか!

「ふふふ… これも戦略だよ鋼。」

「こんなことに戦略なんぞねるなぁーーー!!!」

もっともな意見をキーキー叫ぶ。
ここに正常な頭を持った奴はいないのか!
うれしそーに一歩、また一歩と俺に近付いてくる男のロマン。 マロン。。。。
背後で自分を抑えている少尉は、声をかみ殺して笑ってはいるもののさすが軍人。
身動き一つとれない。
俺的にはかつてない程の危機だっつーのに! なんだ、この緊張感のなさは!
はぁ… んでこれが人生の最大の危機だなんて言ったらまた笑われるんだろうな…

「まぁそう言わず」

なんてこと考えていたらもうソレは目の前10p。
笑顔の男は俺の頭にそれをつける。


「ギャァアー」



俺の断末魔が司令部内に木霊する、、、、






















++++++







着けられた瞬間、なんだか全身の力が抜けた。


「ぁああああああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜・・・」



でもって、抵抗するのも馬鹿らしくなって魂抜けたみたいに呆ける。
なんていうか、そう、放心状態?
そうすると、大佐は何を思ったか、
ブラシやドライヤーを持つ出して何やら髪をいじくりだした。
何してんだろうと思いながら。
なんだか、もうどうでもよかった。。。 






人はこれを諦めという。






















東方司令部の一室。
ここの最高責任者である大佐によって。
その部下であり、今にも腸がねじれて笑い死にしそうな少尉によって。


さる窮地に立たされた不幸な少年が....


ひとり。


鏡に映る自分に小刻みに震えておりました。








髪が交互に重なってカチューシャが見えない。
これじゃまるで… まるで…

「ネ〇ミミまんまじゃねぇか!」

頭を抑えながら鏡の前の自分にツッコむ。
そして、なんだか無償に笑いそうになった。
けれど、馬鹿になっている口許が笑みをかたどったまま怒りでぴくぴく痙攣する。

「よく似合うぞ鋼の! ついでにこれとこれとこれと」

長い尾っぽと首輪(鈴つき)まで持ち出し。

「うん、うん流石は私の見立てた耳だ。」

大佐は大佐ででれでれしながら頷く。
本当は "でれでれ" という表現には、
もっと色々なものが盛り込まれているんだけれど、
これ以上の表現は放送コードに引っかかることこの上ないので省略させて頂く。
ひとことでいうならば、病気だ…。

「わー…。」

思わずといった風に声をもらしてやがるのはなんと少尉。
俺と目があうと煙草に慌てた様子で火をつける。
でもって、頬を染めながらそのチラ見… 正味やめてくれ。
なんだよ、今の今まで笑ってやがった癖に!!!
少尉も所詮変態予備軍だったってか!?

「かわいいですねー」
「うわっ、似合いすぎだろ…。」
「萌!!!」

背後には、俺の雄叫びにより集まったと考えられるギャラリーはピーチクパーチク…。
うんざりしながら後ろを向けば、顔見知りも多々。
つーか、いっこくらい否定しろよこの格好に!
ん?何だこの光は!
何撮ってやがんだゴラァ!!!
カメラ回収、分解。
そいつを分解しなかっただけよしとしろ!
痛てて… 耳とか引っ張るんじゃねぇ!
何でくっつけてんだよ大佐… ものすごく痛いんですけど・・・

嗚呼、この東方司令部にはまともな奴はいねぇのか!?

は、そこにあらせられる金髪は!
「ちゅっ、中尉ぃぃぃいい!!」
ギャラリー(またの名を変態ども)を押しのけて、
凛とした雰囲気をまとい颯爽と足を進める中尉に泣きつく。
「どうしたのエドワード君?」
ゆっくりと顔をあげて目をうるうる。
いつも冷静沈着な彼女が俺の泣き顔に目を見張る。
よっしゃ、このままチクって…
「大佐が」
「かわいいわーエドワード君」(にっこり)



な! なんですと!?



この衝撃はもはや言葉では言い表せない。
例えでいうならば、そう、宇宙人が突然目の前に現れて。
んでもって、宇宙人ってだけで十分驚くのにその宇宙人は俺に肉まん下さいっていうんだ!
肉まん!?
肉まんってそんな宇宙規模で賛美されるような食物だっけ!?
しかも、それに「僕はからし派です。」
なんて微笑を片手に嗜好主張されちまうんだ!
別にしょうゆでも、からしでもいいじゃん!?
なぜにそこまでからしを!?
みたいな、驚きに驚きが重なりまくって軽く頭オーバーヒートする感じ。
まぁ、ようは天地がひっくり返るほどの驚きってこと。
え、はじめからそれ言えって?
それじゃあ、つまんねぇじゃん。

「はい、皆さん仕事に戻って! 大佐は… 早めに仕事に戻ってくださいね?」

「!?」

え、ちょっと待って下さいちゅう


<<バタン>>


伸ばしたままの手が空を切り、

無常にも閉まったドアが俺にとびっきりの笑顔を向けた。
















" 逃げ場はないわよ? "



















++++++++++++



















「ありえねぇ…。」


その場にうなだれる。
なんだこりゃ! 今日は厄日か!?


<< ポン >>


というマヌケな音を立てて肩に置かれた手の先を辿れば、予想通り。
もっとマヌケな顔がそこにはあった。
・・・いや、なんだよその和やかな笑顔は。


「ありえないっていうのは、ありえないv」


「誰がそんな話しろっつったゴラァ!」


「かわいいなぁー、エドワード…。 ほれ猫じゃらし」


俺の言葉はナチュラルにシカトかよ。
大佐はどこで入手したのか。
人の顔くらいあるピンクのリボンつきの(よく見りゃ俺についてるリボンと同じじゃねぇか…)特大猫じゃらしを、
さぁじゃれろと言わんばかりに揺らす。

俺は笑顔で猫パンチ☆
いやはや、鋼パンチ(つまり右手)をその顔面にのメリこませた。

「アホ! ぼけ! 無能! テメェは日頃一体何考えて生きてんッ…!?」

言葉は突如重なってきた唇に飲み込まれた。


ヤバ…。


合わさった唇から急に上がった体温とは裏腹に、背中に冷いものが流れた。
















「ん…っふ」

逃げ惑う舌を執拗に追いかけて絡め愛撫すると、勇めるような瞳もすぐに緩む。
苦しげな彼の顔に、彼の柔らかな唇を惜しみながら離れれば色付いた舌がチラリと見えた。
チリリンと音をたてる鈴と共に、新たな欲望に焔が灯る音がした。

「かわいい…」

もう一度と舌を伸せば、
今度はそれに応えようと懸命に応えてくるそれ。
嫌がるふしを見せるくせに、やはり彼は私を好きなんだなぁという自意識過剰な台詞に苦笑する。




彼をソファに押し倒して、
服の隙間から指を差し込んだ瞬間彼の体がビクリと反応する。
ここでやっと、" これからどうなるのか "に気付いた彼の瞳には戸惑いが渦巻き、
両手で私を押し返そうとする彼。
しかし、力の抜けた腕はなんら意味をもたず。
私はその抵抗に、潤んだ瞳が睨む姿に、煽られるばかり。
胸をはっていた指が、突起に触れた途端。

「んんんっ!!!」

重なった口内にくぐもった声が振動をともなって私に伝わる。

「ふっ…ぁ………う」

上下くにくにと刺激すれば思わず出る嬌声。
自分の声が口内からダイレクトに聞こえるのが恥ずかしいのか、声をかみ殺そうとするエド。
私は、私で声がハッキリ聞こえないのは残念なので、どちらともつかぬ唾液を流し込んで長い長いキスを終わり。

「…あっ!ぃや………ぁ」

ピンク色に染まるそれを口に含む。
次第に高くなる声。

「んく………ッ」

キスで敏感に反応しだした体は快楽への順応が早いらしい。

「おやおや」

やんわりと彼自身に触れれば若い性は勃ちあがりはじめていた。
カァと彼の顔が赤く染まる。

「もう反応してる」

「うっせ…」

ぷいと横に逸れる顔。
チラリと視界に入るはネコミミ。
普段からこの天然無垢の少年が放つ色香に参っているのに。
この憂いなる美顔に乱れた金髪に………… ネコミミ。
これは虐待心を煽られてしょうがない。
今更ながらに、これは失敗だったかなと思いもしたがすぐに元々ないような理性の戯言として処理された。

「つーか…、少尉は?」
「ハボックはとっくの昔に退室している」
「…・・・鍵は?」
「くす」
「何笑ってんだコノヤロー…」
「いや?やめろとは言わないんだなと思って」
一瞬でカァと彼の顔が耳まで赤くなる。

「ど、」

もちろん赤いのは彼自身の耳だけ。その愛らしい耳に口付ける。

「どうせやめろっつっても…」

久々の再会で寂しい想いをしていたのは私だけではないということ。


「…するんだろ?」






もう笑いがとまらないというのは、こういうことではないか?


















「テメ!また笑」
無性にキスがしたくなって、笑みを縁取ったまま唇を押しつける。
離れた瞬間も、やはり少し笑ってしまった。

「くく… すまなぃ…君があまりに可愛くて…」
「なっ!」

赤い君がより一層赤くなって、
もうこれ以上ない程愛しさがみあげる。

「君は私をこんなに惚れさせて… 目的はなんだ?」

私的な笑いで真面目な顔を作って聞いてみる。
指で鈴をいじりながら、
内心は『可愛くて可愛くてたまらなぃなぁ』みたいな中身も何もない色ボケているだけである。

「し、知るかよ…」

唇をとがらしてそっぽを向く彼。





" チラッと見える黄色い耳 "


嗚呼、神様ありがとうございます。





「さて、それではかわいい君をもっと見せてもらおうかな。」
「調子にのってんじゃ!」









「おしゃべりはここまでだ…。」












ここで真面目な顔で唱えるは、かわいい子猫をその気にさせる呪文。
























    " もっともっと、かわいい姿を見せてくれ "







         " 愛してるよ… "






         " エドワード "
























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