「エドワードです」
「アルフォンスでーす」
「2人合わせて」
『エルリック兄弟でーす』
「…………………」
「なんかね、最近僕らの映画公開されたみたいやね」
「そうそう、僕見たよ、僕のそっくりさんとかいはるねん」
「あー、デリヒな。アレはホンマ俺もびっくりしたでー、最初見たときアルフォンスかと思たもん。やのに『あなた誰ですか』とか言いよるから、新手のそんなプレイか思たわ」
「どんなプレイ?」
「……放置プレイ?」
「そんなん放置プレイいわんやろ」
「………………………あの」
「アルなんか突っ込み厳しいで、なんかもっと愛情もって突っ込んでくれな兄ちゃん寂しい」
「愛情もって突っ込んであるやんか、2年も僕のこと放ったらかしにしてそっくりさんとべちゃべちゃいちゃいちゃしとってんやろ。捨てられんだけマシと思えや」
「なんか兄ちゃんが二年間いちゃべちゃしかしてないみたいな言い方やめてや。僕もアルの所戻ろうと必死やってんで?」
「ほんまかいな」
「いやでもデリヒほんまにうまかってんて」
「いや、話変わってるやん」
「優しいし大人やし背高いしアレ上手いし最高やってんで?」
「そんなんしりたないし」
「待てやコラ」
『あ』
「……………」
「デリヒやん」
「デリヒデリヒ言うなアホ!デリバリーサービスみたいやんけ」
「ストライフ?」
「あほか!俺と同じ顔してボケかますな。しかも違う版権ものをほいほい持ってくんな」
「そんなん言うたかて、管理人好きやからしゃーない…」
「しゃーなないわ、映画でかて最後俺死んでもーて、完全にいい人止まりやん、なんなんこの扱い。もーちょっとなんかインパクト持たせられへんかったん」
「デリヒさん怒ってはんで、兄さん」
「みたいやな、顔が怖いわ」
「デリヒ言うな!自分が本物のアルフォンスですみたいな顔しよってからに、おかげで管理人なんか俺の名前ハイデリヒやと思っとったやんけ。俺かてアルフォンスやっちゃーねん!」
「そんなん言いにきたん?デリヒさん」
「こっちはおまえの世迷い話聞いて優しく慰めたったんやんか!それやのに最後はあっちのアルフォンス選びよってからに…」
「あ、泣いた」
「ごめんデリヒ、俺そんなつもりじゃ…」
「カンペよむな」
「はっはっはーほんますまんことしたわデリヒ」
「綺麗なエンディング気取りしやがってよー、俺なんなんほんま…オリキャラはみんなぱっと最後死んでめでたしみたいな」
「だいぶやさぐれてますで兄さん」
「なんかぐだぐだしてもうたなー…帰るかアルフォンス」
「そやね、なんか飲み屋みたいな雰囲気なってるしね」
「大佐ー、締め頼むわー」
「兄さんあの人もう大佐ちゃうよ?」
「ええやんそんな細かいこと」
「……『やめさしてもらうわ』」(カンペ棒読み)
暗転。